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老後の生活費ってどれくらいかかるの?

 老後の最低日常生活費と、ゆとりある生活費は、どれくらいなのか。その調査結果が、下の表になります。現在の世帯収入が400万円くらいですと、老後の最低日常生活費は夫婦ふたりで「月額22.5万円」、ゆとりある老後のために必要と思われる日常生活費は「月額36.5万円」になります。現在の生活費と比べて、いかがでしょうか?

老後の最低日常生活費とゆとりある生活費
項目 必要最低限の
日常生活費
ゆとりある生活費
全体平均 23.2万円 38.3万円






300万円未満 21.0万円 35.3万円
300〜500万円未満 22.5万円 36.5万円
500〜700万円未満 23.6万円 38.3万円
700万円
〜1,000万円未満
24.6万円 39.2万円
1,000万円以上 26.6万円 44.5万円

※出典:生命保険文化センター平成19年度「生活保障に関する調査」

平均寿命


 たとえば夫婦ともに60歳の場合の最低限の老後生活費を計算してみましょう。60歳時の男性の平均余命は「22.41年」、女性の平均余命は「27.92年」となります。これらの平均余命をふまえると、60歳のご夫婦の場合、男性は「82歳」、女性は「87歳」まで生活費が必要となります。
 82歳までの生活費は「23.6万円×12カ月×22年=約6,230万円」。女性ひとりになった後の生活費を70%と仮定すると「23.6万円×70%×12カ月×5年=約991万円」。合計すると「約7,221万円」が最低限必要な老後生活費になります。

 上記の金額は、最低限の老後生活費になります。あなたのご家庭の場合はいくらになりましたでしょうか?金額で何万円と出てもピンと来ないかもしれませんので、次のページで、老後資金についてイメージを持っていただきましょう。


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